消化器外科医の育成
消化器・一般外科では、外科専攻医を募集しています!

成長できる環境
指導体制の充実
消化器・一般外科は、上部消化管、下部消化管、肝胆膵と診療範囲が非常に広く、それぞれの領域で高い専門性と高度な知識・技術が求められます。
当教室には、各分野の専門医・指導医に加え、内視鏡外科技術認定医、食道外科専門医、肝胆膵外科高度技能専門医など、高度な資格を有する医師が多数在籍しており、日常的に各領域のスペシャリストから直接指導を受けることができます。

幅広い経験ができる
杏林大学病院は、東京23区の端という地理的条件から、高度医療の提供に加え、地域医療の一端を担うことも重要な使命としています。年間の手術件数は800~900件にのぼり、そのうち200~250件は緊急手術と、救急疾患への即応力を養う機会にも恵まれています。
低侵襲手術から高度な拡大手術、緊急手術、開腹手術まで幅広い経験ができ、一般外科医としての幅広い臨床能力を養いながら、高い専門性を備えた外科医へと自然に成長していくことができます。

内視鏡治療もできる外科医
当科では、術後のフォローアップ内視鏡を外科 医が自ら担当しており、「外科医でありながら内視鏡もできる」を目指すことができます。胃ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)をはじめ、内視鏡的胃全層切除などの高度な内視鏡治療にも対応しており、食道から十二指腸まで、広範な消化管領域にわたる豊富な治療実績を有しています。やる気さえあれば外科系専門医資格取得のみならず、消化器内視鏡専門医取得も可能となります。

低侵襲手術のスキルを磨ける
当科では、根治性に加え、安全性や合併症の少なさを重視した手術を最優先としています。そのうえで、患者さんの身体的負担を軽減するため、適応を見極たうえで、積極的に低侵襲手術(内視鏡治療、腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術)を導入しています。当教室には、日本内視鏡外科学会技術認定医が5名、ロボット支援手術における同学会認定プロクターが3名在籍しており、低侵襲手術を学ぶ上で非常に恵まれた教育環境が整っています。

集学的治療を学べる
がん治療では、より高い治療効果を目指すうえで、手術・化学療法・放射線療法を組み合わせた「集学的治療」が重要とされています。
当院では、腫瘍内科(化学療法)、放射線科(放射線療法・IVR)、消化器内科、病理診断科などと密接に連携し、各分野の専門家と協力して最適な治療方針を検討・提供する体制が整っています。
こうしたチーム医療の中で、集学的治療を学べる環境が整っています。

患者さんを包括的に診る力を養える
外科医の仕事は、手術だけにとどまりません。周術期管理や全身管理を含め、患者さんを包括的に診ることが求められます。さらに、外科診療はチームワークなしには成り立たず、他科やコメディカルスタッフとの連携も欠かせません。当科では、手術技術はもちろん、周術期管理、全身管理、チーム医療の実践まで幅広く学ぶことができる環境が整っています。患者さんを総合的に診る力、そしてチームをマネジメントする力を身につけたい方にとって、最適な学びの場であると自負しています。


何にも代えがたい消化器外科医のやりがい
自分の手で患者さんを治す
「自分の手で患者さんを治す」それが消化器外科医としての最大のやりがいです。学ぶ領域が広いからこそ、努力のしがいがあり、自分の成長を実感できる場面が多くあります。

「食べる」楽しみ・喜びを支える
私たち消化器外科医は、消化管を中心とした臓器の治療を通じて、患者さんが「食べる」という当たり前の日常を取り戻す手助けをしています。食事は、ただ栄養を摂るだけでなく、人の心を豊かにし、生きる力につながるものです。
その「食べる」楽しみや喜びを守ることができるのは、消化器外科という専門領域ならではのやりがいです。

チームワークで得られる達成感
一人の患者さんを治療するために、多くのスタッフが力を合わせてワンチームとなり取り組むことに大きなやりがいがあります。大きな手術を終えた後や学会発表を終えた後に、皆で美味しいごはんを囲む時間も、仕事の楽しみのひとつです。外科医の道は決して楽な道ではありませんが、同年代で高いモチベーションを持ち、信頼し合える仲間がいることで、困難も共に乗り越えられる環境です。協力と切磋琢磨の中で成長できることが、当教室の大きな魅力となっています。


外科医が働きやすい環境づくり
家族を大切にできる職場環境
当院は子育てに理解のある職場環境づくりを目指しており、男女問わず育児休業の取得を積極的に推奨しています。これまで3名の男性医師が育児休暇を取得しました。
勤務時間の柔軟な調整や女性医師復帰支援制度も整えており、一人ひとりに合った働き方やキャリア形成を支援しています。


